通信制高校からの就職について

通信制高校を卒業した後の進路ですが、全日制高校と同じように大学進学や就職などがあります。

通信制高校の卒業資格は、全日制高校・定時制高校卒業と同等の卒業資格になりますので、進路についても同じだけの選択肢があるわけです。

ただ中には、通信制高校出身だと進学や就職に不利だというイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。

 

通信制高校 就職

出典:写真AC

 

通信制高校は就職に不利?

どうしても、全日制高校卒業が圧倒的に多いせいか、通信制高校への偏見が未だあるのが現実です。

では、本当に通信制高校出身者は、就職するのに不利なのでしょうか?

はっきり不利ではないと言いたいところですが、まだまだ通信制高校に対する偏見はあり、通信制高校=不登校、勉強できないなど、普通課程の高校に進学できなかった人が行くところというイメージを持つ人もいます。

そういった人が人事担当にいれば、不利な状況もあるでしょう。しかし、不利な事ばかりではありません。

例えば、通信高校を選んだ理由、卒業するために身に着けた時間管理術や普通課程の高校ではできなかった体験や経験など。

通信制高校だからこそ、プラスに動く要素もあるということです。通信制・全日制・定時制の卒業資格に優劣なんてないのです。

なぜ、通信制高校を選んだのか、そしてそこで何を学んだのか、会社でどんなことがしたいのか。自信を持ってあなた自身をしっかりアピールしましょう。

 

通信制高校からの進路先

下記は文部科学省に掲載されている、平成29年度の通信制高校の卒業生の人数になります。5万3千人以上で、前年度より、1200人以上も増加しております。

※平成 29 年度間の高等学校(通信制課程)の卒業者数は 53,550 人(男子 27,689 人,女子 25,861 人)で, 前年度間より 1,284 人増加している
文部科学省より

 

では、これだけ多くの生徒が卒業している通信制高校の卒業後の進路にはどんな選択があるのでしょうか。

同じく文部科学省のデータ(平成29年度)によると、

・大学等進学者: 9,885人
・専修学校(専門課程)進学者: 11,343人
・専修学校(一般課程)等入学者: 704人
・公共職業能力開発施設等入学者: 490人
・就職者: 10,501人
・上記以外の者: 19,871人
・不詳・死亡の者: 756人

、となっています。この統計を見ると、卒業者全体の約半数が、大学・専修・職業訓練などへ進学していて、就職者は全体の約20%となっています。

不詳の方も合わせると、進学・就職している方はもっといるかもしれません。

 

通信制高校からの就職先

通信制高校からの就職先にはどんな会社があるのでしょうか。実績を公表している学校を調査してみました。

例えば、N高等学校の実績によると、航空会社のANAやJTB、ホテル業界では、ホテル日航や星野リゾート、ヒルトン、エステのTBCや服飾ブランドのレイカズン、ゲームのグリー、セキュリティ会社のデジタルハーツなど、名の知れた大手会社も数多くあります。N高等学校実績より

 

ヒューマンキャンパスでは、デパートの阪急百貨店、化粧品会社のELGC(エスティローダ)やアルビオン、ホームセンターのコーナン、スーパーの西鉄ストア、芸能では、劇団ひまわり、モンテレオネにプロ入団、他には大手美容室など、こちらも多種多様な実績があります。ヒューマンキャンパス実績より

 

通信制高校の卒業後の進路先は、公表されているだけでもいろいろあります。

全日制・定時制ではないからと、不安に思う気持ちはあるかもしれませんが、卒業後の進路を進学以外に選択した3人に1人は。就職先が決まっているということが、文部科学省のデータからわかります。

通信制高校は基本的にスケジュールは自己管理となりますので、在籍中に学校の勉強と並行して、専門分野を学んだり、アルバイトで実績を積んだりと、卒業までに下準備をすることが、希望の会社へ就職できる近道となるでしょう。